診療室日記471

小さな頃からよく知ってる子が治療に来た。もう25才なんだけど(^。^;)。
今は結婚して、地元に居ないが、歯医者はウチに来てくれる。

10月に初めての子が生まれるそうな。
その話で盛り上がった。

「楽しみやね~」
「楽しみですねぇ」
「あんたの子なら、可愛いよ、きっと。奥さん知らんけどさ」
「奥さんも可愛い子ですよ」とチーフ。
「じゃ、間違いない。かわいいぞぉ♪」
「とにかく五体満足で、健康なら~」
「そやね。生まれるときはそう思うのよ、みんな(笑)。何年かたつと、『もう少しな~』とか思うんだけどね(笑)。でも、子どもは可愛いよ」
などと、盛り上がった。

「あと二回来れる?」
「夕方ギリギリなら」
「抜いたあとの傷がきれいに治ってからのほうが、手前の型がきれいに採れるからさ」
「どうせ、奥さん初めての出産やで、実家帰るやろ?そしたらあんたもこっちに来るやろ?洗濯やご飯、ひとりやと面倒やん?その時通えば?」とスタッフB。
「それもそやな。その頃までおいといていいようにしとくわ(笑)」と私。
「なんだか話が進んでくなぁ(笑)」
「ごめんなぁ。このおばちゃんら勝手放題言ってるよな(笑)。なんだかさ、孫が生まれるくらいの感覚なのよ。自分の子とかわらんもんねぇ」
「そういやそうですよね」
彼は、チーフやスタッフBの子ともかわらない年齢なのだ。彼の妹はウチの長男と同級生だ。

歯医者生活も長くなり、小さな頃から知ってる子たちが、お父さんお母さんになってきた。なんだか感慨深い。
その子たちの子どもたちは、孫のような気持ちで見てしまう。とても可愛いのだ。
元気な可愛い子がうまれますように~。

新しい命を愛しい気持ちで迎え、彼らがますます幸せになりますように~と、静かに心の中で祈った。



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# by tamaki50 | 2017-05-22 11:21 | 診療室日記 | Comments(0)

診療室日記番外編47

最近バスツアーのチラシが入っていて、チェックしていたら、さくらんぼ狩りのツアーがあった。

「さくらんぼ狩りって、行ったことある?」
「行ったことないです」とチーフ。
他の皆も行ったことないらしい。私もないのだ。

「ちょうどよい日があったら、計画してみようか?」

ウチは家庭持ちばかりのため、あまり遠出はできない。日帰りバスツアーがせいぜいだ。それも、家族の協力と許可が要る。主婦は大変よぉ。毎日休みがないからね。男性陣はわかっているのかしら?

あれよあれよという間に話は進み、全員行けることになりそうだ(笑)。
ま、小さな子どものいるスタッフもいるので、ドタキャンの可能性もあるが、全員行けるといいなぁ(*^_^*)。

楽しみを持って、仕事したいと思う。

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# by tamaki50 | 2017-05-22 11:17 | 診療室日記番外編 | Comments(0)

診療室日記470

地元高校の先生がやってきた。この先生は、私が歯医者になったばかりの頃にも地元高校にいて、しばらく何校かを転々としたあと、またまた地元高校に帰ってきたのだ。

ウチのスタッフのひとりの、高校時代の担任だったらしい(笑)。

「もう定年ですよねぇ?今もこっちに来てはるんですか?」
「うん。呼び出されとんさ。毎週月曜はヨットハーバーにおる。5限するんさな」
「ん?ヨットハーバー?」
「シーカヤックやヨットを高校生に教えとるんさ」
「あら、素敵♪この辺らしくていいですわね」
「午前中に三年生がシーカヤックでヨットハーバーから高校へ向かい、午後は二年生が高校からヨットハーバーへ向かうんさ」
「なるほどね~。この辺らしくていいですねぇ」
「先生も乗りに来てもらったらええよ」
「ありがとうございます。仕事がなきゃあね(笑)」

地元は町内に海が入りこみ、静かな入り江を作っている。
その海を利用した、素敵な活動だと思う。

「今年の一年生、何人やと思う?」
「減ってるんでしょうねぇ」
「なんと!5人!」
「え?!5人?!」
「去年はまだ30人位はいたのにな。いきなり激減だわ」
「いよいよ存続がヤバイですねぇ。ま、地元に子どもが少ないし、若いもんは外へ出てくしねぇ」
「町内で年間に約200人亡くなって、生まれるのは10人くらいらしいから~」
「そうですねぇ。最近子どもを見かけないですもんね。どうなっちゃうんですかねぇ」

皆で地方の将来を憂いていた。地方だけではない。日本の将来も心配だ。

ウチの田舎では介護老人ホームが多く、常にスタッフ募集を出しているが、人が来ないらしい。どこも人手不足だ。
今の若い者は小さな頃から週休2日で、のんびりと育っているし、物質的にも恵まれた生活をしてきているので、ハードな仕事は続かないのだ。

政府はまたまた子どもウィークとか称して、連休を増やそうとしている。これ以上休んで楽をさせて、どうするんだ?働く楽しさ・生き甲斐ややりがいを教えず、どうするんだ?

日本の将来が心配になった1日でした~。


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# by tamaki50 | 2017-05-20 09:19 | 診療室日記 | Comments(0)

診療室日記469

「歯が動いてて痛い。舌で触っても痛いんさ」とおじいちゃんがやってきた。

『歯周病が進んだかな?』と思いつつ見たら、歯が折れてユラユラだ。こいつは痛い(>_<)。
神経が見えてる。

今までに、このパターンは二人目だ。
何年か前に、あるおじさまが急患で駆け込んで来た時がそうだった。
「固い物噛んだとたんに痛みが走った。息しても痛い」と言っていた。その時は、神経ひとつで歯がぶら下がっていた。
「これは痛いわ~」とすぐに麻酔して神経をとった。

今回のおじいちゃんは、痛くなったのが昨日だと言う。1日辛抱してたんだねぇ。
「これは痛かったやろね~」と、すぐに麻酔して、破折片をとった。

そしたら・・・

スポッと神経も取れてきた。ビックリした。こんなことは初めてだ。
あまりにきれいに神経がとれたので、思わず写真をとってしまった(笑)。
歯医者になって、四半世紀以上になるが、こんなことは初めてだ。

おじいちゃんはかなりな高齢で、地域では、同じくらいの年齢の人はすでにいないらしい。

「もうむこうに行かなあかんから、治さんでもええようなもんだが、痛いもんは痛い」
「この痛さは耐えれんわなぁ。神経とってから、差し歯にするでな。まだまだ元気やで、慌ててむこうに行くことないわさ」
「でもな、頭は悪くなるわ、目も耳も腰も悪いわ、いいとこはなんもない。早く迎えに来てもらわんと~」
「ま、そんなに慌てて迎えに来てもらわんでも、ええわさ」
「でも、生きてくのも辛いで」
「ひとりでここまで来れるんやから、まだまだ大丈夫(^_^)v。通ってな~」

おじいちゃん、御年88才。


まだまだ元気でいて欲しいものです。


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# by tamaki50 | 2017-05-20 09:16 | 診療室日記 | Comments(0)

診療室日記468

「菓子博で紅白赤福を食べたら、金属がとれた」という患者が来た。

5月14日㈰にてお伊勢さん菓子博も終わり、かなり盛況だったようだ。全国のお菓子が買えるというコーナーは長蛇の列となり、会計に一時間ほど待ったとか・・・。最近は、”ポチッ”とインターネットでも購入できるが、現物を見ながら買うのがよいということか(笑)。

「紅白赤福当たったんですねえ。私は黒糖赤福やったわ。紅白が食べたかったんやけど」と私。
「うん。当たったから食べた。で、取れた(笑)」と患者。

お伊勢さん菓子博を記念して、赤福が紅白赤福を販売したのだ。紅白とはいえ赤は”これが赤?”という感じで、普通の赤福なんだが。白は白あんだ。食べた人の言うには、「利休饅頭の白あんの味」なんだそうだ(笑)。利休饅頭というのは、これも伊勢の名物で、白あんの饅頭と黒あんの饅頭があり、割とあっさりした甘さ加減で美味しい饅頭だ。個人的には、私は利休饅頭の白あんのが好きだ。
黒糖赤福はもともとの赤福だそうで、復刻版なんだと。昔、昭憲皇太后が伊勢にお見えになった時、当時贅沢品だった白砂糖で赤福を作って献上したそうな。その上品なお味の赤福を、皇太后はたいそうお気に召したらしい。
その後、”昭憲皇太后が気に入られた赤福を食べたい”と多くの人が言いだし、”ほまれの赤福”として、現在の白砂糖のあっさり赤福が主流となったそうな。

私は黒糖赤福が当たったので買って帰ったが、ん~、今の赤福の方が好きかな?ちなみに、旦那とチビも今の赤福の方が好きらしいです(笑)。馴染んでいるんですかねえ。


最初は限定数で発売していましたが、あまりの人気ぶりで、走りだしたり押し合ったりして危険なため、入場時の抽選となりました。
当たった人はラッキーということで。

でも・・・
白あんの赤福を食べてみたかったなぁと思います。


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# by tamaki50 | 2017-05-18 12:11 | 診療室日記 | Comments(0)